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【2025年7月】VRChat人気「ギミック・ツール」ランキングTOP10|Booth傾向分析

2026-06-09更新: 2026-07-25約30分で読めます · 14,869文字
【2025年7月】VRChat人気「ギミック・ツール」ランキングTOP10|Booth傾向分析

2025年7月にBoothで公開された新作のギミック・ツールから、スキを多く集めた10点をデータと一緒に振り返ります。この月に目立ったのは、改変の途中でぶつかる不自由を、1つだけ徹底的に消しにいく道具 が上位を占めたことでした。

首位に立ったのは、対応していない衣装を自分のアバターに着せられるようにする変換ツール(22,788スキ)。まずはこの1点から、仕組みと使いどころを見ていきます。

📊 データについて 集計日: 2026-07-25 / 対象: 2025-07-01〜2025-07-31 にBoothで公開されたスキ数300以上のギミック・ツール(121件)

注目ギミック・ツール10選

集計時点(2026年7月)のスキ数で並べたランキング形式で、1点ずつ仕組みと使いどころを見ていきます。

1位:Alterith / スズ製作所

「このアバター用じゃないから着られない」を消す衣装変換ツール。ふつう改変では、着たい衣装が自分のアバターに対応していなければそのままでは着せられず、対応モデルを増やすにはクリエイターの追加対応を待つか自力でウェイトを移すかしかありません。Alterith は、衣装が対応している「変換元アバター」と、自分が着せたい「変換先アバター」を指定するだけで、衣装のボーンウェイトを変換先の体型へ移し替えてフィットさせます。22,788スキは7月のギミック・ツールで唯一の2万超えで、月の地形そのものを作った1点です。

つまり、手持ちのアバターで「着られる服」の幅を一気に広げる ための道具で、対応表に自分のアバターが載っていない衣装でも、近い体型の対応アバターさえ持っていれば変換の土台にできる、という考え方。使い方・トラブルシューティング・更新履歴はすべて公式ドキュメントサイトに整理されていて、動作環境は Windows 10 以降の64bit・Unity 2022.3.22f1。¥3,000 という、Top 10 でも上位の価格帯ながら、改変の自由度を底上げする道具として群を抜いたリーチを得ました。

スズ製作所さんによる紹介PV

2位:TexColorAdjuster / ばんびのちょうじょう

元の陰影や質感を残したまま「色だけ」を変換して、パーツ間の色味を揃えるエディタ拡張。改変であちこちから集めたパーツは、髪・ケモミミ・服で色のトーンがバラバラになりやすく、「ケモミミだけ髪に合わなくて浮く」「影の色が揃わない」という状態になりがちです。このツールは基準テクスチャと変更したいテクスチャを指定するだけで、明度・彩度・ガンマを保ったまま色味を寄せていきます。黒髪のアバターをワンタッチで淡いブルーに変換しつつ、髪と一緒に変えたいケモ耳まで色を連動させる、といった調整ができます。15,484スキで2位に入りました。

要になるのは メッシュ単位(パーツごと)の色変更 に対応している点で、「髪と一緒に変わってしまうケモミミだけを選んで色替え」といった、テクスチャ編集ソフトを開かないと難しかった作業がUnity内で完結します。NDMFによる非破壊処理にも対応し、lilToon限定ですがライティング・影・RimShade・逆光・リムライトのシェーダー設定をマテリアル間で丸ごと転送する機能まで内蔵。価格は¥200〜¥500というカテゴリ最安級で、ヒエラルキーからパーツを放り込むだけで色を読み取れる手軽さも、上位2点目に押し上げた理由です。

ばんびのちょうじょうさんによる紹介PV

3位:V Switch / Vkan shop

触覚のないVRで「触られた感覚」を錯覚させる、音を使った無料の触覚ギミック。VRChatには本来、触られても物理的なフィードバックはありません。V Switch は、アバターに設定された ContactReceiver に触れると、低い心音のような音が鼓膜に微細な振動を与え、脳に「触られている」と錯覚させる、という発想の1点です。視覚優位になりがちなVRの感覚に、聴覚から実在感を足す道具と言えます。6,858スキで、Top 10 で最初に現れる無料公開枠でした。

無料版は触れた瞬間に単発の音が鳴り、Extra版(¥500)にすると接触している間ずっと音が鳴り続ける構成。MA設定済みなのでアバター直下に入れるだけで動き、もっと没入感を高めたい人は ContactReceiver の設定を自分で詰められます。導入のハードルを無料で下げ、深く使いたい層に有料版を用意する というツール作家らしい段階設計が、ランタイムギミック側でも取られている例です。

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4位:動画プレイヤーエラー対策起動ツール / hakkin

VRChat内でYouTubeが再生できなくなる現象を、起動時に自動で解消する常駐ツール。映像ワールドや動画プレイヤーで「急にYouTubeが映らなくなった」という状況に向けた、UnityアセットではなくスタンドアロンのWindows実行ファイルです。前作の進化版にあたり、起動方法を指定する手間をなくして全自動化したのが今作。6,137スキで、Top 10 に2件並んだ無料枠のうちの1つでした。

仕組みとしては、同一IPで通信し続けることでbot判定されアクセスできなくなる要因を、VRChat起動時だけ通信モードを切り替えることで回避する設計。タスクトレイに常駐してVRChatの起動・終了を検出し、終了時には通信方法を自動で元に戻します。Windows起動時の自動起動もオプションで選べる手間いらず設計。配布面で面白いのは、有料版も中身は無料版と同一 で、有料側は「VRChatの発展に向けて活用」する支援という位置づけにしている点。無料で広く配りながら、応援したい人が払える受け皿を別に置く形です。

5位:パッチワークモンスター / 8ya

VRChatで連れ歩いて育てる、本格的なモンスター育成ゲームのアバターギミック。ごはんやり・ワールド探索・敵を倒して素材集め・技のコンボ・通信対戦までを、アバターギミックとして実装した「限界チャレンジ」的な1点です。ツギハギ模様の小さなモンスターを連れ歩き、画面にはHP・所持金・技ゲージのHUDが並ぶ——ペットの連れ歩きとゲームUIが同居した作りです。¥3,000、4,595スキ。

ふつうアバターギミックは表情やエフェクトといった「演出」が中心ですが、これはセーブデータ・進化分岐・通信対戦といった ゲームのシステムそのものをアバターに載せている のが異色で、そのために専用のWindowsアプリと連動する構成(OSCと「信頼されていないURLを許可」が前提のPCVR専用)。テクスチャメモリ約22MB・ポリゴン40,188・パラメーター使用メモリ71と、アバターギミックとしてはかなり重量級のスペックです。導入は専用アプリのワンクリックセットアップで完結し、遊び方は専用ワールド「Patchwork Shop」に整理されています。公開後も対戦の安定化やOSCQuery対応など更新が重ねられている、作り込みの厚い作品でした。

8yaさんによる紹介PV

6位:AvatarPoseSystem:AlterBody / ZeroFactory

人気ギミック「AvatarPoseSystem」を制作された ZeroFactoryさんの新作 で、ポーズ固定の瞬間に 別の身体へ分身できる 拡張機能です。4,068スキ、¥1,200。単体では動かず、土台となる AvatarPoseSystem(v3.0.0以上)の導入が前提の追加パーツという位置づけです。

ふつうVRChatでは自分のアバターは1体ですが、AlterBody は AvatarPoseSystem でポーズを固定した瞬間に、別アバターの分身をその場に出現させます。固定を解除すると分身は消える仕組みで、本体と分身で表情を別々に操作できる(FaceEmo連動)のがポイント。たとえば寝そべった本体の横に、立ち姿の分身を置く——といった、1人では撮れない構図の撮影演出が組めるようになります。誤操作防止のため解除は1秒ホールド、5秒・15秒のタイマー固定にも対応。分身の身体だけ/PhysBoneだけを固定する細かいメニューまで用意された、撮影勢の「もう1人の自分が欲しい」に応える拡張です。

ZeroFactoryさんによる紹介PV

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7位:Matcap Maker / dennokoworks

スライダー操作だけでMatcap画像を自由に作れるWindowsソフト。Matcap(質感を球体テクスチャに焼いて疑似的にライティングを再現する手法)は金属やガラスの光沢表現に便利ですが、ふつうは既製品を探すか画像編集ソフトで自作するしかありません。Matcap Maker は、ベースカラー・スポットライト・リムライト・ノイズ・グラデーションなどをレイヤーで重ね、球体のリアルタイムプレビューを見ながら調整して、欲しい質感の画像を書き出せます。3,789スキ、¥1,000〜¥2,000(支援版含む)。

設計はペイントソフトに近く、画面には大きな球体プレビューと、効果を重ねていくレイヤーの一覧、選択中レイヤーのプロパティ欄が並びます。グラデーションレイヤーは最大8個のカラーストップを打てて、色相・彩度・明度のColor Adjustmentで合成結果をまとめて補正できます。作った画像は商用・非商用問わず自由に使える ライセンスで、GitHub公開もされている開かれた配布。同じ7月にはグラデーション焼き込み系の作品も出していて、dennokoworksさんはテクスチャ作成を支える道具を継続して出している作家です。

dennokoworksさんによる紹介PV

8位:DynamicsAdvanceSetter / LABO405の出来合い置き場

手のひらに割り当てられた接触判定を、口や足へ動的に移せる拡張ツール。VRChatのAvatarDynamicsでは、PhysBoneを「掴む・持つ」といった操作は基本的に手のひらの判定で行います。このツールはその判定を、Exメニューから口や足に移動できるようにするもので、PhysBoneを口でくわえたり足で掴んだり といった、手以外を使った遊びが可能になります。3,635スキ、¥1,000〜¥2,000。

仕組みとして移動しているのは「判定」だけで、アバターのボーン構造には一切影響しない非破壊設計。実際に掴むときは該当する手のコントローラーで握る動作をすると、口や足の位置で接触が成立します(指先の判定は移動しません)。撮影やネタ方向に強いインタラクションで、説明書は日本語・英語が用意され、公開直後から英語環境のエラー修正やGrab判定の角度補正など、こまめな更新が入っていました。

LABO405の出来合い置き場さんによる紹介PV

9位:nmSeashore / ねむ

遠浅の砂浜に荒波が打ち付ける波打ち際を再現した、海シェーダーとワールドギミックのセット。砕波帯(波が砕けて泡立つ帯)の表現に特化した特殊な海シェーダーで、VRChatワールド用にセットアップ済み。3,554スキを集め、¥3,800という、Top 10 で最も高い価格設定の作品です。7月という時期もあって、夏のビーチワールドを作りたい層に刺さった1点でした。

特徴は「デカい・軽い」を両立した設計で、デフォルトで全長2.5kmの直線海岸を持ち、モバイル(Quest)にもほぼ遜色なく対応。波のアニメーションが全プレイヤーで同期する ので、みんなが同じ波を見られます。海沿いを走る観光列車を作れる自動スクロールの車窓ワールドテンプレートが付属し、浮力を使ったブイ・ビーチボール・浮き輪のギミックで海水浴も楽しめる、という収録物の幅広さ。すぐ遊べるサンプルワールドも同梱されています。公開後も軽量化や同期周りの調整が長く続いていて、ワールド制作の土台として手入れされ続けている作品です。

ねむさんによる紹介PV

10位:TexSticker / Nand-Tech

アバターに大量のテクスチャを貼り付けることに特化したツール。タトゥーやデカール、ロゴを肌や衣装に貼りたいとき、ふつうはテクスチャ編集ソフトでUVを見ながら位置を合わせます。このツールは、Unityの中でモデルを見ながら直接貼り付けられて、形状に応じて貼り方(投影の仕方)も変えられます。2,912スキ、¥500。

素体のテクスチャと貼り付けたテクスチャを分けて保存できる のが実用的なところで、貼った部分だけを高解像度で書き出すこともできます。アバターだけでなく、衣装やワールドのオブジェクトにも使えます。公開後の更新が細かく、色相の調整機能、曲面へ投影するときの「ひねり」、UV補正、カラーサークルでの色と透明度の調整、ショートカットキーと、公開から2週間で機能が積み上がりました。翌年には既存のタトゥーテクスチャを読み込む機能も追加されています。

Nand-Techさんによる紹介PV

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ランキングだけでなく、2025年7月にBoothで公開された121点のギミック・ツール全体から見えてくる傾向を、データで見ていきます。

指標
対象件数121 件
平均スキ数1,405
中央値スキ数718
中央値価格¥300
無料商品の割合33%(40 / 121件)
¥3,000以上の商品7 件
「撮影向け」のキーワード41 件
Top 10 でVRChatの外で動くもの3件(#4・#5・#7)

平均スキ数1,405に対して中央値は718。首位が22,788スキと大きく抜けているぶん平均が引き上げられていて、2位までとそれ以下でスキ数の桁がひとつ違う 分布です。価格の中央値は¥300で、カテゴリとしては最も安い部類に入ります。

特徴・機能:MA対応が土台、パーティクルとlilToonが続く

特徴・機能 TOP10

商品の特徴や機能・ギミック種別の分布。

機能タグはMA対応74が土台で、lilToon対応37・パーティクル33・ワールド固定11・シェイプキー10と続きます。Modular Avatarで入れることが前提 になっているのはこれまでの月と同じで、そのうえに見せ方を作るパーティクルとシェーダーが乗ります。キーワードでは撮影向けが41件で最上位に来ました。

撮影まわりで目を引いた1点がこちら。

manzp's SHOPさんの「VRC FilmSnap」は、フィルムカメラを模した撮影用のギミックです。Modular Avatarの設定が済んだ状態で配布されていて、構えて撮る動作そのものを演出として使えます。¥800。

パーティクルの側では、武器の出し方を演出に変える1点も登場しました。

くろねの工房さんの「Weapon_Selector」は、周囲に最大8個の武器モデルを召喚し、好きな手で取れる ようにするギミックシステムです。既に持っている武器に組み合わせて使うもので、抜き身で出していた武器に登場の一拍を足せます。手に取ったもの以外を隠す設定もあり、¥300。

lilToonの側からは、質感をまとめて置き換える1点を。

NyarBit(にゃるびっと)さんの「Nyros Material」は、モノクロ基調で金属の艶を効かせた lilToon のマテリアルセットです。AudioLink に対応 していて、音に合わせて発光部が反応します。衣装や小物のマテリアルを差し替えるだけで、アバター全体の質感を一段そろえられます。¥500。

シェイプキーの側では、表情の選択肢そのものを増やす1点も出ています。

よるねこキャット屋さんの「表情メニューを大量に追加するPrefab」は、目・ほっぺ・汗・涙といった 表情のシェイプキーをラジアルメニューに一括で並べる プレハブです。1つずつメニューを組む手間を省いて、アバターが持っているシェイプキーを実際に使える状態にします。無料。

対応モデル:キプフェルとまめひなたが上位に

対応モデル TOP10

対応しているアバターモデルの分布。

対応モデルはキプフェル12・まめひなた8・マヌカ7・ミルティナ6・しなの5という並びです。衣装や髪型の集計としなの・マヌカが上位に来るのは同じですが、ギミックではキプフェルとまめひなたが先頭に立つ のが特徴で、共通素体のシリーズに向けて作られたギミックが一定数あることを示しています。

そのまめふれんず向けの1点がこちら。

まっちゃのおみせさんの「みにふれんず!」は、まめふれんずのアバターを小型化するプレハブ です。同じ素体規格で作られたアバターであれば、体格を小さくして並び立ちの絵を作れます。無料で配布されています。

キプフェル向けからは、夏らしい1点を。

AMINGUさんの「うきわ ロコモーション」は、浮き輪に入ったまま移動できる ようになるギミックです。歩行のモーションが浮き輪で漂う動きに置き換わり、しかも 手持ちの好きな浮き輪モデルに差し替えられます。水辺のワールドでそのまま遊べる、¥500の1点です。

まめひなた向けでは、連れ歩く側の1点も。

のりたま3工房さんの「ウィズまめひ」は、まめひなたを抱きかかえて一緒に出かけられる ギミックです。添い寝モードにも対応し、着せ替え用のプレハブまで同梱されています。¥800。共通素体のシリーズが、こうした「連れ歩く」方向のギミックまで生んでいるのが分かります。

価格帯:無料40件、その一方で¥3,000以上が7件

価格帯分布

対象期間にこのテーマで公開された商品の価格帯分布。

価格分布は無料40・¥1〜499が26・¥500〜999が33・¥1,000〜1,999が14・¥2,000〜2,999が1・¥3,000〜4,999が7。無料が全体の3分の1を占める一方で、¥3,000以上も7件 あり、価格が両端に開いています。Top 10でも、無料の#3・#4と、¥3,000の#1・#5、¥3,800の#9が同居しました。

小さなツールは無料で配り、作り込んだものには相応の値を付ける——という住み分けが、そのまま分布に出た形です。

無料の側から、身に着ける動作を助ける1点を。

L3iaのアトリエさんの「ジャンプするときにスカートがめくれるのを防ぐやつ」は、その名のとおり 跳んだ瞬間にスカートがめくれてしまうのを抑える ギミックです。無料で配布されていて、困りごとをひとつだけ解く小さな道具の典型です。

¥1〜499の帯からは、質感を整える1点を。

にゃむのお店さんの「にゃむトゥーンマテリアル」は、肌の陰影をやわらかく整える lilToon のプリセットです。マテリアルを差し替えるだけで塗りの印象が変わるので、シェーダーの設定を自分で詰めなくても質感を寄せられます。¥300。

クリエイター視点で見る7月のトレンド

Top 10と7月全体の数字から、ギミック・ツール制作者の視点で注目したい軸を4つ拾い上げます。

指標2025年7月
対象件数121 件
中央値価格¥300
中央値スキ数718
無料の割合33%(40 / 121件)
Top 10 の価格帯無料(#3・#4)〜¥3,800(#9)
Top 10 でVRChatの外で動くもの3件(#4・#5・#7)
Top 10 の最多スキ22,788(#1 Alterith)

ギミック作家注目ポイント:

  1. 「対応していない」という壁そのものを崩しにいく — 首位は22,788スキという、このカテゴリでは飛び抜けた数字を集めました。衣装の対応リストは、買う側にとっても作る側にとっても長らく前提だったものです。その前提を道具で越えられるようにした ことが、この差につながっています。改変でみんなが同じ場所で止まっている——そういう地点を探すことが、そのまま需要の在り処になります。

  2. 道具はUnityの外にも出ていける — 4位はPCで動く実行ファイル、7位はMatcapを作るWindowsソフト、5位は専用アプリとOSCを前提にした育成ゲームでした。VRChatの体験を良くする道具が、必ずしもUnity拡張やアバターギミックの形をとる必要はない ということです。困りごとの場所によっては、外側から解いたほうが早いこともあります。

  3. 価格は両端へ開いている — 無料が40件で3分の1を占める一方、¥3,000以上も7件。中央値は¥300です。小さく1機能を配るか、作り込んで相応の値を付けるか ——その中間が薄いのがこのカテゴリの形で、3位のように無料版と有料版で機能に差をつける構成も定番になっています。

  4. 公開後の更新の速さがそのまま信頼になる — 10位は公開から2週間で色相調整・ひねり・UV補正・ショートカットと機能を積み上げ、2位はVCC版の追加と非破壊処理への対応を重ねました。ツールは使われるほど要望が集まる種類の商品で、その返し方が次の購入者への説明にもなります

まとめ

2025年7月のギミック・ツールは、改変の途中でみんながぶつかる不自由を、1つだけ狙って消す道具が上位を占めた 月でした。首位は対応リストの壁を越える衣装の変換ツール、2位はパーツごとにばらつく色を揃えるツール。どちらも新しい表現を足すのではなく、やりたいことの手前で止まっていた場所を通れるようにする 種類の道具です。首位が2位に7,000以上の差をつけた事実は、そこで止まっていた人の多さを示しています。

もうひとつ見えたのは、道具の置き場所の広さでした。PCで動く実行ファイル、Matcapを作るソフト、専用アプリと組み合わせた育成ゲーム。VRChatを良くする道具が、必ずしもVRChatの中で動く必要はない ——無料が3分の1を占め、その隣に¥3,800のシェーダーが並ぶ価格の幅も含めて、7月はこのカテゴリの自由さがよく出た月でした。

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2025年7月のほかのカテゴリ

2025年7月にBoothで公開された新作は、カテゴリ別に月次レポートとしてまとめています。


データについて

  • 集計日: 2026-07-25(初出公開時の集計日: 2026-06-09)
  • 集計対象: 2025-07-01 〜 2025-07-31 に Booth で公開されたギミック・ツール(121件)
  • ランキング基準: 集計時点での like_count(スキ数)降順。本記事はランキング・統計とも再集計した内容に更新しています
  • 掲載条件: VRCFinderのDBには スキ数300以上の商品 のみを収集しているため、集計時点でスキが300に達していない商品はこの集計に含まれていません
  • 注意: 本記事の数値・ランキングは集計日時点のスナップショットです。その後の変動を反映していないため、現在の数値とは異なる場合があります。また「公開」はBoothの商品ページが公開された時期を指し、実際の販売開始時期とは異なる場合があります
  • 各商品の対応スペック・価格は Booth 商品ページに基づきますが、記事執筆時点の情報です。セール価格・アップデート情報は変わる可能性があるため、購入前に Booth 商品ページをご確認ください
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