住む部屋と、それを撮る背景。2026年3月にBoothで公開されたワールドの新作は、はっきり「部屋」に寄った並びになりました。海の底を眺めるホームワールドから6畳スケールの居室まで、一室分のスケールで作り込まれた空間が上位を面で埋め、その間にネタの会場と無料のふたり用演出が割って入っています。
首位に立ったのは、海の底を一面のガラス越しに眺めるチルなホームワールド(1,066スキ)でした。まずはこの1点から順に見ていきます。
📊 データについて 集計日: 2026-07-13 / 対象: 2026-03-01〜2026-03-31 にBoothで公開されたスキ数300以上のワールド(17件)
注目ワールド10選
集計時点(2026年7月)のスキ数で並べたランキング形式で、1点ずつ中身とボリュームを見ていきます。
1位:Still Blue / Serif
海の底を一面のガラス越しに眺めて過ごす、チルなホームワールドです。集計時点(2026年7月)のスキ数は1,066で、3月のワールド首位。「海中ワールド」と言っても水に潜って暮らすのではなく、木目で整えた落ち着いた一室の大きなアール窓の外に、砂地・サンゴ・藻場が広がり魚たちが泳いでいる——という構成で、海を眺めるラウンジ兼寝室の距離感の空間です。
中身は、海を望むリビング、ほどよくこもれるベッドアルコーブ、青いネオンで照らした隠れ家のようなプライベートバー、入ってすぐ改変チェックができる発光ミラー付きの玄関クローゼットと一通り揃い、ミラー・ジョインログ・入室通知音・動画プレイヤーは設置済み。さらにベッドとリビングを分ける防音ギミックや、アニメーションで出し入れできるパーテーション兼スクリーン、バーへ続く自動ドアまで作り込まれています。
価格は¥3,300〜¥3,900で、基本構成の Essential と、カプセル式のドリンクギミック「Serifpresso」や昼夜のシーンプリセット・ホワイト版を足した Full Suite の2グレード。Serifさんの初めての作品で、ここまで一室を作り込んでの船出になりました。
2位:Just 謝罪会見 / ぱんだ庫
そう、あの「謝罪会見」の会場をまるごと再現したワールドアセットです。真っ白な無機質の会議室に、ネイビーのパイプ椅子がずらりと並ぶ記者席、向かいの登壇机にはマイクが2本、正面の壁には黒文字で「謝罪会見」とだけ書かれた看板——という、ニュースで見たあの構図がそのまま立ち上がっています。¥500、集計時点で796スキ。
うれしいのが、ライティングもVRCWorldの設置も済んでいて、インポートしたら即アップロードできる手軽さです。一部の3DモデルやテクスチャにはCC0素材を使い、サンプルワールドも公開されています。ロールプレイや「謝罪会見ごっこ」のネタ撮影に一点特化した会場で、用途がこれ以上ないほど明快な1点。住む部屋でも撮る背景でもなく、笑える状況そのものを一発のコンセプトで商品にして2位に届いたのは、3月の並びの中でも目を引きました。
3位:仲良しのやつギミック / Luna*Flake
ふたりで指先をタッチした瞬間、きらっと星が広がるワールド用の演出ギミックです。¥0の無料公開で、集計時点で773スキ。ピースした指先同士を合わせ、互いの手の甲に触れ、最後に狐の形にした中指の先をタッチする——という段取りで、接触に反応して星のパーティクルとSEが弾けます。オブジェク トを複製すればペア数を増やせる作りです。
映画『超かぐや姫!』の劇中演出に着想を得て、ワールド用のContact(接触判定)を勉強する題材として作られたファンメイドとのこと。Top 10で唯一のUdonギミックで、しかも無料。イベントのちょっとしたご褒美演出や、フレンドとの仲良しアピールにそのまま使えます。住む部屋が並んだ3月の中で、「動いて反応する」インタラクションを担ったのがこの1点でした。
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4位:Little attic / monoTone
夕暮れのパステルな空が差し込む、コンパクトな屋根裏ワンルームです。傾斜した天井が屋根裏らしさをしっかり出していて、ベッドと窓際のクッション、壁に紐で吊るしたポラロイド写真、緑シェードのバンカーランプ——という、こぢんまりと居心地のいい一部屋です。¥500、集計時点で712スキ。
俯瞰で見ると、ベッドが部屋幅いっぱいを占める1〜2人規模の小さな空間で、自宅ワールドとしてちょうどいいサイズ感。昼版と夜版の2バージョンが同梱され、壁のポラロイドは「Photo」マテリアルに好きな画像を差し込んで自分の写真に差し替えられます。シーンを開いてアップロードするだけで使えますが、改変時にはライトベイクの知識が要る、ワールド制作に少し慣れた人向けの1点です。
5位:木製ウィンドチャイム KARAKORO / PokoMart
風に揺れるアニメーションと、カラコロ鳴る音が付いた木製の風鈴です。¥600、集計時点で615スキ。常に細かく揺れるアニメーションが仕込まれていて、「ワールドに動きがあるとちょっといい」という発想の、置くだけで空間に音と動きを足せる装飾アセットです。ワールドのPB対応を受けて、触れるPB対応verと、より軽量なPBなしverの両方を同梱しています。
カラーバリエーションに加えて改変用のPSDも付き、最下部のプレートのマークはレイヤー分けされているので好きなロゴを入れて遊べます。lilToon対応。公開は3月末で、これからの夏に向けて先回りで用意された季節の小物、という位置づけ。風鈴ひとつでも、音と揺れがあるだけで和の空間がぐっと生きる1点です。
6位:Private room OCs-W01 With DJ Booth / Outlander Campers
打ちっぱなしコンクリートとオレンジの露出配線でまとめた、DJブース付きのワンルームです。¥1,000 〜¥1,500、集計時点で568スキ。落ち着いた個室というより、ターコイズのレトロ冷蔵庫やレコード盤を模した円形ラグが効いた、インダストリアル/ガレージカフェ寄りのテイストです。
主役は、2台のターンテーブルとミキサー、左右のモニタースピーカー、「ON AIR」サインまで揃った本格的なDJブース。背後の壁にはレコードジャケットが飾られ、奥にはレコードが並んだPCデスクも。家具はすべてオリジナルのモデルで、全家具+建造物を収めたフルセット(ライトベイク済みシーン付き)と、DJブース単品の2構成で展開しています。音楽好きの自宅ワールドや、DJイベントの拠点を作りたい人に向いた1点です。
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7位:緑と額縁に包まれた寝室 / おとり工房
白い壁と深緑の腰板のツートンに、額縁と観葉植物をぎっしり詰め込んだ、一人部屋の3D背景アセットです。¥600、集計時点で562スキ。奥行きのある縦長の空間に、フローティング棚・鉢植え・写真の額・天井から渡したストリングライトが高密度で並び、どの角度を切り取っても情報量のある、撮影映えする寝室になっています。
棚10点・観葉植物4点・机2点・椅子2点ほかを収め、ポリゴンは約35,000。コライダー・ライトベイク・リフレクションプローブまで設定済みで、サンプルワールド「overcast」で実際の密度感を見てから導入できます。
おとり工房さんは、2月のレポートでもナチュラル系の「木と植物のお部屋」を出していた連載常連の作り手です。今回は白×緑のツートンに振った、より作り込まれた一室で、部屋を彩る背景アセットを続けて出しているのが見て取れます。
8位:Bloom Garden / Mimorie.
花々に囲まれた庭、BARカウンター、小さなシアタースペースを備えた、みんなで集まる空間です。¥4,000とTop 10で最も高い価格帯で、集計時点で495スキ。基調は夜の星空と暖色の電球色で、ストリングライトと球状のフットライトが全体を貫く、ホテルラウンジのような上品なトーンです。一段下がったソファスペースや、蔦が垂れるパーゴラ下のラウンジなど、こもれる一角がいくつも用意されています。
石積みのバックバーをライトアップしたBARカウンターでは「BARごっこ」ができ、壁掛けTVのシアタースペースでは動画を一緒に観られる作り。skyboxを差し替えれば昼や夕方の空にも切り替えられるので、同じ庭を明るい開放感のある空間としても使えます。ライトベイク済み、PC対応。
Mimorie.さんは、1月の傾向セクションで取り上げた「Homely Room」、2月6位の「Midnight Gleam」(同月に海辺の「Aquareverie」も)と、毎月かたちを変えて居室ワールドを出し続けている作り手です。暖色の灯りでまとめるロマンチックな路線は今回も一貫していて、深夜のホームから花の庭と集いの場へと間口を広げてきました。
9位:Micro Room N9 / ねこやま君
雨の都会夜景を望む、終始ムーディーな夜の部屋です。¥2,550、集計時点で458スキ。窓の外には雨粒のついたガラス越しにビル群の夜景が広がり、室内は間接照明とフロアランプだけで照らされた、かなり暗めで落ち着いたトーンです。「Micro」の名のとおりベッドルームは細長くコンパクトで、そこにバー/ダイニング風の別室がつながる複数空間の構成です。
この部屋のいちばんの見どころは、壁一面の造作本棚に星型のイルミネーションを埋め込んだ一角。架空のタイトルが並ぶ本の間に星の光が散って、ひとり時間や少人数で過ごすのにちょうどいい雰囲気を作っています。薪ストーブ風のオブジェや枯山水を模したアートパネルなど、細部まで世界観で揃えた1点です。
10位:カフェカノ三階建てレンタル / kanoda's shop
地下1階+地上2階の三層からなる建物を、家具をほとんど置かない「躯体」の状態で無料配布するワールドアセットです。集計時点で439スキ。各階に「一階カウンターエリア」「二階エリア」「お手洗いエリア」とラベルが振られ、配管をむき出しにした天井やティールの建具、スケルトン階段が下町の店舗らしい和モダンな雰囲気を作っています。
飲食店や雑貨屋の出店を想定した「レンタル物件」という体裁で、参考例として実際に公開中のワールド「Kano's Cafe」を見学できます。ライトベイクや Occlusion といったワールド制作の知識が要ること、シェーダーに Silent さんの Filamented Standard を事前導入する必要があることまで、注意書きが率直に並んでいて、中身を自分で 作り込んで「自分の店」に仕立てる人のための土台として配られています。コライダーは設定済みです。
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2026年3月の傾向
ランキングではなく、3月にBoothで公開された17点のワールド全体から見えてくる傾向をデータで把握していきます。最多スキは1位 Still Blue の1,066。部屋・ホームワールドが上位に固まったぶん、暮らすための落ち着いた空間と、それを撮る背景としての需要が、そのまま数字にも表れた月でした。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 対象件数 | 17 件 |
| 平均スキ数 | 526 |
| 中央値スキ数 | 458 |
| 平均価格 | ¥1,897 |
| 中央値価格 | ¥600 |
| 無料商品の割合 | 約12%(2 / 17件) |
| ¥1,000未満の割合 | 約53%(9 / 17件) |
| 「ホームワールド」「撮影向け」キーワードの登場 | 各13 / 17件 |
| Top 10 の 完成ワールド・部屋 / 置くだけ・背景アセット / Udonギミック | 6 / 3 / 1 |
特徴・ギミック:「動かす」より「住む・撮る」が中心
特徴・機能 TOP10
商品の特徴や機能・ギミック種別の分布。
機能タグを集計すると、3月はワールドギミック3・Udon2・パーティクル2・ミラー2と上位でも数が伸びず、全体に 機能タグそのものが少なめ でした。これは作品の質ではなく、3月の並びが「動いて反応する仕組み」より 「置いて住む・撮る空間」に寄った ことの表れです。1月・2月はUdonやワールドギミックが上位を占めていましたが、3月で「動く」側を担ったのは、ほぼ3位の「仲良しのやつ」(指先タッチで星が広がるUdon演出)一点でした。
それ以外で動きを足していたのは、5位「KARAKORO」のような装飾系です。風に揺れるアニメーションとカラコロ鳴る音、触れるPB対応verと、「反応する」要素は完成した部屋に置く小物の側にありました。
ワールドギミック軸の代表としては、日本の夜を丸ごと再現した1軒が並んでいます。
バウさんの「深夜のファミレス/FamiresA1」は、深夜のファミリーレストランに入り浸る体験をテーマにしたワールドです。窓の外にはゆっくり時が流れる住宅街とオフィスビル、淡々と明滅する信号機が広がり、店を出て夜の街を散歩することもできます。¥3,400で、サンプルワールドで実際の空気感を確かめてから導入できる、ディテール重視の1軒です。
キーワード:「ホームワールド」と「撮影向け」が同率トップ
キーワード頻度 TOP20
VRCFinderが独自に付与したキーワードの集計。テイストや特徴の傾向が見えます。
キーワード集計でいちばん3月らしいのが、「ホームワールド」と「撮影向け」がどちらも13件で同率トップだったこと。自分のホームを持ちたい人と、アバターや衣装を映す背景を探している人が、同じランキングに同居しているのが分かります。続くのはインテリア9・椅子9・観葉植物8・テーブル7・ベッド5と、具体的な家具や設備の名前がずらりと並び、3月のワールドが「暮らす部屋」として中身を作り込まれていたことがそのまま表れています 。
テイスト:ナチュラルと癒しが同率首位
テイスト傾向 TOP10
このテーマで人気だったテイストの分布。
テイストはナチュラルと癒しが5件ずつで同率首位、続いておしゃれ4・リラックス4と、落ち着いた居室を表す言葉が上位を占めました。3月は部屋まるごとの完成ワールドが多かったぶん、暮らすための穏やかなトーンが傾向を引っ張っています。その下にモダン3・シンプル2・ノスタルジック2が続きます。
ナチュラル軸の代表としては、前回のレポートで Top 10 に入っていた木の部屋が引き続き並んでいます。
冷たくてもちもちした絶望さんの「木のぬくもりルーム」は、リアルな木目マテリアルが自慢の6畳ほどの部屋です。ライトベイク済みで購入後そのままアップロードでき、デフォルト20MB弱と軽量。HQ/LQ切り替えやナイトモード調整のワールド内UIまで内蔵して¥500と、「6畳」という親しみやすいスケールで自分のホームを持てる入口の1点です。
おしゃれ軸では、本に囲まれた大型のカフェ空間が目を引きました。
3D Lab mikageさんの「Book Cafe Style」は、本に囲まれた空間でのんびり過ごすことをテーマにしたワールドです。おふろカフェ・インナーテラス・カフェスペースと過ごし方の違う区画を揃え、家具・食器・カフェ小物・植物まで全てセットで¥3,000。ライトベイク・コライダー設定済みで、デモワールドを見学してから導入できます。
価格帯:¥500〜999が最多、完成ワールドが上の層
価格帯分布
対象期間にこのテーマで公開された商品の価格帯分布。
価格分布は、¥500〜999が6件で最も多く、中央値は¥600。4位 Little attic(¥500)、5位 KARAKORO(¥600)、7位 緑と額縁の寝室(¥600)と、置くだけのアセットや小ぶりな部屋がこの帯に集まっています。その上に完成ワールドが層を作り、9位 Micro Room N9(¥2,550)、1位 Still Blue(¥3,300〜)、8位 Bloom Garden(¥4,000 )と、部屋全体を作り込んだものは¥2,500〜¥4,000のレンジ。「部品・装飾は¥500前後、完成ワールドは¥2,500〜¥4,000」という二層構造は1月・2月から引き続きです。無料は3位「仲良しのやつ」と10位「カフェカノ」の2件でした。
¥500〜999帯からは、撮影の遊び方をひとつ増やす小物を1点。
NewRarityさんの「キャンバスセット、油絵シェーダー付き」は、縦長・横長のキャンバスとイーゼルの6点セットに、Amplify Shader 製の油絵シェーダーが付いたワールド向けアセットです。VRChatで撮った写真を油絵風に変換して、キャンバスに飾れるという使い方ができて¥500。部屋系が並ぶ3月の中で、「飾る楽しみ」を足す気の利いた1点です。
クリエイター視点で見る3月のトレンド
ワールドカテゴリの読者には、すでにワールドを作っている人だけでなく、アバターや衣装・小物を作っていて「ワールドもやってみようかな」と考えている人も多いはず。Top 10と3月全体の数字から、これから作る人に響きそうな指標をまとめておきます。
| 指標 | 3月の数字 |
|---|---|
| Top 10 の 完成ワールド・部屋 / 置くだけ・背景アセット / Udonギミック | 6 / 3 / 1 |
| Top 10 で完全無料 | 2件(#3 仲良しのやつ / #10 カフェカノ) |
| 連載で続けて新作を出したクリエイター | Mimorie.(1月 Homely Room→2月#6→3月#8)/おとり工房(2月→3月#7) |
| Top 10 の最多スキ | 1,066(#1 Still Blue)。2月の最多3,484からは落ち着いた水準 |
| 過去に1万スキ級のヒットを持つ作家 | 0人 |
ワールドクリエイター注目ポイント:
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部屋ひとつ分のスケールで上位に届く — 3月はTop 10の6点が部屋・ホームワールドでしたが、その中身は海中ホームから 「6畳の部屋」「屋根裏ワンルーム」「三階建ての躯体」 まで、巨大なワールドではなく一室〜一棟分のスケールが並びました。広大な完成ワールドを最後まで仕上げなくても、自分が撮りたくなる一部屋を作り込めば上位に届くのが3月の形です。
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家具・小物・背景の制作スキルがそのまま活きる — 風鈴(#5)・寝室の3D背景(#7)・オリジナル家具(#6)は、改変・小物・テクスチャを作ってきた人の技術の延長線上にあります。新しく覚えるのはライトベイクくらいで、「動く」側も3位のような指先タッチの小さな演出から始められます。部屋に置く家具や装飾を1点作る感覚から、ワールド側に足を踏み入れられる顔ぶれでした。
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「撮る背景」需要が土台になっている — 「撮影向け」キーワードが17件中13件と、「ホームワールド」と並んで最頻 。アバターや衣装を撮る人ほど、それを映す背景=部屋を必要としています。作り手と使い手が同じ層で重なるのがワールドの居室カテゴリで、自分の作品を映す部屋を作る延長で、その部屋自体が誰かの撮影背景になる、という循環が見えます。
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ネタ・季節・演出の「一点突破」でも上位に入れる — 住む部屋が並ぶ一方で、2位の謝罪会見会場(笑える状況を一発のコンセプトに)、5位の風鈴(夏を先取りした季節の装飾)、3位の無料の映画ファンメイド演出、そして10位の「店舗躯体のレンタル」という切り口と、刺さるコンセプトを一点に絞った作品もしっかり上位に届きました。部屋を作り込む方向だけでなく、「これ面白い」と思わせる切り口ひとつでも勝負になるのがこのカテゴリです。
まとめ
2026年3月のワールドは、部屋・ホームワールドが面で揃った月でした。海の底を眺める Still Blue から、夕暮れの屋根裏部屋、DJブース付きのインダストリアルな一室、花の庭を抱えた Bloom Garden、そして三階建ての店舗躯体まで、自分のホームにも撮影背景にも使える空間がずらりと並びます。その間に、謝罪会見会場というネタの会場、ふたりの指先タッチで星が咲く無料の演出、夏を先取りした木製の風鈴が割って入る——という、「完成ワールド/置くだけアセット/Udonギミック」の三層構造はそのままに、3月は「住む・撮る部屋」がぐっと前に出た並びでした。
ワールドは、アバターや衣装のように着せ替えて持ち歩くのではなく、Unityのシーンに置くかUdonで動かすかたちでVRChatに持ち込む、少し経路の違うカテゴリです。でも上位を見れば、家具も背景アセットも小さな演出も、アバターや小物を作ってきた人の技術と地続き。Mimorie.さんが毎月かたちを変えて居室ワールドを重ね、おとり工房さんも2月に続いて新作を出すなど、続けて作る人の積み重ねがそのままランキングに表れています。広い世界を一から作らなくても、自分が撮りたくなる一部屋を仕上げるところから——3月は、その入り口の広さを感じる並びでした。
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2026年3月のほかのカテゴリ
2026年3月にBoothで公開された新作は、カテゴリ別に月次レポートとしてまとめています。
- 【2026年3月】VRChat人気「アバター」ランキングTOP10|Booth傾向分析
- 【2026年3月】VRChat人気「衣装」ランキングTOP10|Booth傾向分析
- 【2026年3月】VRChat人気「髪型」ランキングTOP10|Booth傾向分析
- 【2026年3月】VRChat人気「アクセサリー」ランキングTOP10|Booth傾向分析
- 【2026年3月】VRChat人気「小道具」ランキングTOP10|Booth傾向分析
- 【2026年3月】VRChat人気「ギミック・ツール」ランキングTOP10|Booth傾 向分析
データについて
- 集計日: 2026-07-13(初出公開時の集計日: 2026-06-10)
- 集計対象: 2026-03-01 〜 2026-03-31 に Booth で公開されたワールド(17件)
- ランキング基準: 集計時点での
like_count(スキ数)降順 - ブラッシュアップ: 本記事は2026-07-13に構成を最新フォーマットへ更新し、ランキング・統計も同日の再集計値へ差し替えています
- 掲載条件: VRCFinderのDBには スキ数300以上の商品 のみを収集しているため、集計時点でスキが300に達していない商品はこの集計に含まれていません
- 注意: 本記事の数値・ランキングは集計日時点のスナップショットです。その後の変動を反映していないため、現在の数値とは異なる場合があります。また「公開」はBoothの商品ページが公開された時期を指し、実際の販売開始時期とは異なる場合があります
- 各商品の対応モデル・スペック・価格は Booth 商品ページに基づきますが、記事執筆時点の情報です。セール価格・アップデート情報は変わる可能性があるため、購入前に Booth 商品ページをご確認ください








