2026年2月にBoothで公開された新作の小道具・ギミックの中から、スキを多く集めた10点をデータと一緒に振り返ります。今月は少し特殊な月で、アニメ『超かぐや姫!』の二次創作ファンメイドが小道具カテゴリに大量に並びました。ファンメイド波そのものも独立した動きとして見ごたえがあるので、本記事ではこの波を別枠(超かぐや姫!ファンメイド特集)にまとめ、TOP10ではオリジナル作品の動きを軸に並べる、という形で両方の流れを並列に取り上げる構成にしています。中央値価格は ¥340、中央値スキ数は 648 と1月よりさらに軽く、武器カテゴリが上位を独占した1月とは対照的に、撮影シーンに気軽に1点足せる小物・ギミックが上位を埋めました。
📊 データについて 集計日: 2026-05-01 / 対象: 2026-02-01〜2026-02-28 に公開された スキ数300以上 の小道具(82件)
- 注目小道具10選
- 1位:ぬいぐる み抱っこギミック『くまちゃま』 / てんぱすおおもり
- 2位:影領域エフェクト ShadowField / お手上げ領域
- 3位:Sancta Plume / CYCR (Cyber Critter)
- 4位:Bread gimmick & accessory Set / 地下水路支店
- 5位:Flutter Vow / CYCR (Cyber Critter)
- 6位:EisenRohr / ぜうぇの物置き小屋
- 7位:神託端末機[カドゥケウス] / まどろみソウル
- 8位:マリオネットギミック / 宮本工房
- 9位:【キプフェル専用】すまーとふぉん / なのめしょっぷ
- 10位:色収差シェーダ&パーティクル / サイチの物置小屋
- 超かぐや姫!ファンメイド特集
- 2026年2月の傾向
- まとめ
注目小道具10選
集計時点(2026年5月)のスキ数で並べたランキング形式で、1点ずつ作りのポイントを見ていきます。冒頭で触れた通り、TOP10ではオリジナル作品の動きを中心に並べ、『超かぐや姫!』ファンメイド波は別枠でまとめて取り上げる構成にしています。
1位:ぬいぐるみ抱っこギミック『くまちゃま』 / てんぱすおおもり
リボンと誕生石チャームを首元に下げたテディベアを、EXメニューひとつで抱っこできるギミック小物。人気小道具「自撮りギミック付きスマホ TemPhone」を制作されたてんぱすおおもりさんの新作で、TemPhone と同じ「EX メニューでON/OFF → 触れずに撮影に組み込める」操作系をぬいぐるみに移植したような並びになっています。
対応アバターが厚いのが特徴で、しなの・マヌカ・ライム・シフォン・ショコラ・プラム・ラムネ・クマリ・愛莉・森羅・水瀬ほか計28体以上に個別アニメ調整済み。フルボディトラッキング対応モードも切替で用意されているので、FBT 環境でもアバターが自然に抱きかかえる動きに収まります。さらに「ギミックオンリーPrefab」が同梱されていて、テディベア本体を別の好きなぬいぐるみメッシュに差し替えて運用できる構造。「おやすみくまちゃま」Prefab という、抱っこではなく寄り添わせるバージョンも入っています。
¥500 という価格で「リボン付きテディベア × 28アバター対応 × 差し替え対応 × FBT 対応 × 寄り添いPrefab」までまとめて取れる構成は、撮影会のお供 + 普段の生活感のある立ち絵どちらにも振れる便利さがあって、2月の Top で頭ひとつ抜けるスキ数(7,306)も納得できる作り。
2位:影領域エフェクト ShadowField / お手上げ領域
商品名通り「影をその場に追加できる」シェーダーギミック。ソフトシャドウ・SSAO(環境光遮蔽)・ゴッドレイをポストプロセス風に重ねて、撮影シーンの立体感を一段持ち上げる用途に振った1点です。
技術的に面白いのは「カメラ越しの自分とフレンドにだけ見えて、ミラーには反映されない」という挙動。VRChat のミラー越し撮影では使えない代わりに、フレンドが撮ってくれる写真の中だけドラマチックな影が落ちる、という割り切った設計。PhysBone を仕込んだ棒で影方向を物理的に動かせて、半径・濃さ・明度・強度がメニューから個別調整できる構造です。
クリエイターさんが「写真撮影用」と明記している通り、描画負荷は重めで常用向けではないとはっきり書かれているところも親切。¥700 で買えるシェーダー単体ギミックとしては、撮影特化のローカル限定演出という新しい切り口になっています。
3位:Sancta Plume / CYCR (Cyber Critter)
真っ白な羽根があしらわれた優美な扇子。1月の Vigil Ember に続いて、3日間限定の無料配布枠で公開された CYCR (Cyber Critter) さんの2作目です。
扇骨の片端からふわっと羽根が広がる構造で、和風 × 神秘どちらにも寄せやすい中庸なシルエット。lilToon ベースで色味は白+金の上品系、撮影シーンに1点足すと光をきれいに拾います。
公開直後の3日間に限定された無料配布期間が終わった現在は、Sancta Plume を同梱した CYCR さんの衣装セットを購入することで入手できるという形で残されています。今これから手にしたい場合は、以下の Steel Reign または Midnight Fox 2.0 が入口です(どちらの衣装セットにも Sancta Plume が特典として組み込まれています)。
「数日間だけ単体を無料配布して、その後は本命のバンドル商品に誘導する」流し方は、クリエイターさん視点でも注目すべき導線設計で、Sancta Plume を入口に CYCR さんの衣装パックへ送る動線が機能している1例。1月から連月で無料配布枠を出した CYCR さんは、後述する5位の Flutter Vow も含めて2月だけで2点が Top 10 に入っています。
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4位:Bread gimmick & accessory Set / 地下水路支店
4種類のパンを食べるギミックと、ヘイロー・ピアスのアクセサリーセットが一緒になった ¥0 の無料配布。「食べ物ギミック × アクセ」の合体構成は2月の Top 10 では唯一で、1パックで小道具とアク セを同時に入れる設計が独特です。
対応アバターはロロニェ・メェパ・MOCBody_M・peteinii の4体に絞り込まれていますが、商品ページに「同梱メモに従って位置調節をすればそれ以外のアバターでも使用可能」と添えられているので、対応リストに自分のアバターがいなくてもメモ参照前提で導入できる構造になっています。lilToon と Modular Avatar が事前導入必須、Unity 2022.3.22f1 で動作確認の現行ワークフロー寄り構成です。
立て付けとしては、パンが好きで小ネタとして食べたい人が、ヘイローやピアスといった日常装飾でもさりげなく "パン推し" を出せる1パック。撮影でも普段使いでもパンモチーフを継続的に身に着けていけるのが、この商品の肝になっています。
5位:Flutter Vow / CYCR (Cyber Critter)
淡いピンクと白のバラを束ねたウェディングブーケ。CYCR (Cyber Critter) さんのバレンタインセール期間限定(2/11〜2/21)に配られた特典ギフトで、関連商品の 「Venomous Vows」衣装(ピンク × 白のバレンタイン仕様)と組み合わせる前提のセット展開になっています。
ブーケ単体でも撮影や記 念ショットでそのまま手に持てる仕上がりで、バレンタイン期の撮影に1点足すちょうど良いサイズ感。Vigil Ember(1月の3日間配布)→ Sancta Plume(2月の3日間配布)→ Flutter Vow(2月の10日間配布) と、CYCR さんの期間限定無料配布シリーズが連月で動き続けているのが2月の Top 10 にそのまま反映された格好。
6位:EisenRohr / ぜうぇの物置き小屋
青く光る装甲のSFガンランス。Top 10 で唯一の重武装系武器枠で、砲撃機能・手動コッキング機構・複数の特殊モードまでを1本に詰めた重装備寄りの設計です。
ギミックの厚みが目を引くポイントで、本体にランスビットモード(武器を分離してビットとして展開)、スカートスラスター&ヘイローの EX アクセサリ、肉抜きデザインのシールドが同梱。豪華なパーティクルエフェクトが前面に出ているぶん描画は重めだとクリエイターさんも明記しています。
価格は武器本体 ¥1,500 / 全武器フルセット版 ¥5,500 の2段構え。再構成後の Top 10 で ¥1,000 超えは EisenRohr の1点のみという構造で、その中で EisenRohr は2月唯一の "ガッツリ武器" 枠に位置します。1 月は SF刀・ライトセーバー・アサルトライフル・ナイフと武器が4本並んだのに対して、2月は武器枠がここ1点に絞られたのが上位の構造変化として明確に出ています。
7位:神託端末機[カドゥケウス] / まどろみソウル
Project Moon の作品『Limbus Company』のファンメイド非公式作品。右手の Thumbs Up ハンドサインで起動 → 9種類の武器+1種類のスプーンが疑似ランダムで出現するスロット風演出が入ります。9回目は必ず鎌になる小ネタも仕込まれていて、引き当てるテンポと SE/VFX がそのまま使い心地に直結する作りです。
商品ページに「公共の場での使用に十分ご注意ください」と添えられているとおり、武器ギミック側の運用配慮を踏まえた設計が前提。v1.0.3 では音声範囲を約5メートルに制限するアップデートも入っていて、武器系小道具に必要な気配りがしっかり仕込まれています。
¥800(ギフト版¥1,000)でファンメイド × IP × ハンドサインギミック × ランダム抽選を組み合わせた1点。武器系小道具として必要な気配りまで仕込まれた作りで、ファンメイドながら上位ランキングを取りに行ける完成度に仕 上がっています。
8位:マリオネットギミック / 宮本工房
アバターを糸で吊るして操り人形状態に変身させるネタ寄りギミック。糸を切ると崩れ落ちる演出まで仕込まれていて、ON/OFF切替・吊り上げ高さの調整・まめふれ対応版などのオプションが揃っています。1月10位の「顎クイギミック」を出された宮本工房さんの新作で、「他人に操られる」モチーフの第2弾として続いている流れがそのまま2月の上位に出てきた格好です。
Modular Avatar + lilToon の現行ワークフロー想定で、¥800、ほぼ全アバターに対応。フルトラ環境では機能制限がかかること・物理的にふにゃふにゃさせる系のギミックとは併用不可、というあたりは事前に押さえておきたいポイントです。
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9位:【キプフェル専用】すまーとふぉん / なのめしょっぷ
アバターキプフェル専用にデザインされた、リボン付きのスマートフォン小物。猫モチーフの柔らかいトーンに、リボン装飾を合わせた手元用アクセに振り切った1点です。スマホ単体としての装飾アイテムで、起動・通知などのギミックは付属しないシンプル構成。
Modular Avatar 対応のドロップイン式で、Hierarchy に Prefab を入れるだけで導入完了。なのめしょっぷさんのショップ開設記念として2026年3月21日まで無料配布があり、現在は ¥300 で配信中です。「キプフェルだけに対応した手元小物 」 という思い切った絞り込みで、アバター専用品としてはランキング上位では珍しい性格付けの1点になっています。
10位:色収差シェーダ&パーティクル / サイチの物置小屋
Unity 上で使える色収差シェーダ単体 + パーティクルセット。マテリアルの color shift の数値で色収差量を調整、パーティクルの出現量は emission の bursts count で制御するという、カスタマイズ前提の素材寄りパッケージです。サイバーパンク・グリッチ系の演出に振った無料シェーダーで、2位の ShadowField とは方向性の違う「撮影演出パーツ」枠の代表格になっています。
1月の小道具2位「八祇折」(SF 刀)を出されたサイチの物置小屋さんの新作で、SF 武器作家が2月は撮影向け演出ツール側に振り分けた動きがそのまま見える1点。¥0 で配布、内容が同じ ¥200 の投資版も用意されているチップ枠構成で、Top 10 の末尾に色収差・グリッチ系の演出パーツが入った流れに。サポート無しで EX メニュー側の制御は自作前提という割り切りが効いています。
超かぐや姫!ファンメイド特集
2月はアニメ『超かぐや姫!』の二次創作ファンメイドが小道具カテゴリで一気に増えた特殊な月で、ひとつのIPを軸に複数のクリエイターさんが別々のアプローチで小道具を出した動きそのものが見どころでした。ここでは独立したコーナーとして、その月のファンメイド波をまとめて取り上げます。TOP10側はオリジナル作品の動きを中心に組み直しているので、ファンメイド側の流れをまとめて辿りたいときはこのセクションを読み進めてみてください。
どの作品も「本モデルは二次創作による非公式作品」と明記された上での配布で、コミュニティ内で節度を守りながら盛り上がっている空気感がそのまま伝わってきます。アニメ本編側のキャラクターやモチーフが、Booth 上で無料配布を中心に4点が上位に並ぶという形で広がっていきました。以下、当初のランキング順で4点を並べていきます。
元総合3位:FUSHI & 犬DOGE & いろP / Mofucoco
アニメ『超かぐや姫!』に登場する FUSHI・犬DOGE・いろP の3マスコットを ¥0 でまとめた、Mofucoco さんによるファンメイド作品。商品ページには「本モデルは二次創作による非公式作品」と明記されています。ポリゴン数は FUSHI が △5,484 / 犬DOGE が △31,560 / いろP の着ぐるみが △23,088 など、用途に合わせて使い分けやすい内訳です。
含まれる Prefab は FUSHI / FUSHI_Chest(胸元配置)、INUDOGE (Follow) / INUDOGE (Head)(追従/頭乗せの2種)、いろP(着ぐるみ風モデル)の構成。lilToon + Modular Avatar 環境で、追従位置を本人で微調整してから使う前提のドロップイン設計です。
アニメ本編に登場するマスコットたちをひとまとめにセットで持って帰れる手軽さがそのままピックの強みで、2月のファンメイド波の中でも広い層に届きやすい入口の1点として刺さりました。
元総合4位:超かぐや姫改変セット / #あいかわらぼ
ファンメイドの非公式モデルとして配布されている、『超かぐや姫!』の改変パーツ集。1点物のアクセではなく8アイテム以上の総合パックで、商品ページの内訳がそのまま2月のファンメイド事情のサンプリングになっています。
同梱物の中身は、inu_DOGE_FUSHI(なでなでで表情が変わるペットギミック)、月見ヤチヨミニライブのチケット、しなの対応のMV風衣装、ライブ衣装、星のサングラス、ヤチヨのヘアセット(輪っか髪+かんざし)、かぐやの髪飾り2種、いろP の着ぐるみの構成。1パックで MV 衣装 → ライブ会場の小道具 → ペット → 着ぐるみまでシーンを横断して用意されている、改変パーツとしては全部入りに近いセットです。
¥0 という価格で配布されている総合パックで、中身の総量を見ても2月の『超かぐや姫!』ファンメイド波の中心点になった1点と言えそうです。
元総合8位:FUSHI「ネムッ テ ネムッテ」FUSHIアラーム / シリアルのお店
肩に乗せたウミウシマスコット FUSHI が指定時刻に目を赤く点滅させながら「ネムッテ ネムッテ」と知らせてくれる、『超かぐや姫!』ファンメイドのアラームギミック。¥0 の無料配布です。
技術構成が独特で、Windows 用コンパニオンアプリ(システムトレイ常駐)を別途同梱し、OSC で VRChat と連携する作り。アラームは複数登録可能、音の出口を PC 側 / アバター同期側で切り替え、VR モードでは肩を触ってアラーム停止という、被装着型の小物としては珍しく OS の時刻と連動する運用に踏み込んだ設計です。
Modular Avatar + lilToon + VN3 ライセンスの現行構成。OSC 連携で本物のアラームになる ¥0 のマスコットという尖った切り口で、2月のファンメイド波の中で最もテクニカル寄りの1点として残りました。
元総合10位:ヤチヨのメンダコ / みすずまふの店
『超かぐや姫!』の月見ヤチヨが抱くメンダコの人形を再現した3Dモデル。¥0 のファンメイド配布で、当初の総合ランキングに4点並んだ『超かぐや姫!』ファンメイドの末尾に位置するピックです。
実装面が地味に丁寧で、高ポリ版 (3,288) と低ポリ版 (2,284) の2バージョンが同梱されていて、自分のアバターのポリゴン予算に合わせて選べる構成。PhysBone 設定済み、BlendShape による「フラット化」機能まで仕込まれていて、メンダコの厚みを薄くペタッと潰した状態にも切り替えられます。
ふっくらしたピンクのメンダコをそのまま持って歩けるシンプルな小物としてのフックと、LowPoly 版を選べる重さの配慮が両立しているのが、ファンメイド枠の中でも作りの厚みを感じる1点です。
ファンメイド波はここに収まらない
上の4点に加えて、2月の小道具カテゴリ では『超かぐや姫!』ファンメイドが他にも複数登場していました。後述の 2026年2月の傾向 の中で「かぐやのハンマー」「やちょの武器のくらげかさ」「乃依の変形武器」「ファンメイドのペンライト」など、武器・小道具・応援アイテムまで横展開している様子を補足カードで取り上げています。Top 10 の上下に薄く広く広がっていたのが今月のファンメイド波のもうひとつの特徴です。
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2026年2月の傾向
集計ベースの数字と、分析軸ごとのランキングで2月の小道具全体を見ていきます。集計の母数(82件)は変わりませんが、本記事ではオリジナル作品にスポットを当てるため『超かぐや姫!』ファンメイドをTOP10と別枠に切り出している点に注意してください。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 対象件数 | 82 件 |
| 平均スキ数 | 972 |
| 中央値スキ数 | 648 |
| 平均価格 | ¥517 |
| 中央値価格 | ¥340 |
| 無料商品の割合 | 32%(26 / 82件) |
| ¥1,000未満の割合 | 82%(67 / 82件) |
| 「MA対応」キーワードの登場 | 56%(46 / 82件) |
| 別枠『超かぐや姫!』ファンメイド | 4件以上(無料配布が中心) |
| 再構成後 Top 10 のうち無料配布 | 3件(#3 / #4 / #5) |
中央値 ¥340 は、1月小 道具(¥500)からさらに1段下がった水準。1月との比較で目立つのが無料商品比率が 21% → 32% に伸びていることで、無料配布の母数が厚かった月だったことが上位ランキングにそのまま反映されています。本記事ではオリジナル作品にスポットを当てるためファンメイドを別枠化していますが、別枠の4点もすべて無料配布で、その上に再構成後の Top 10 でもさらに3点が無料という構造を踏まえると、月全体としては無料配布が上位ランキングの空気を作っていたことが見えてきます。
特徴・ギミック:MA対応は据え置き、シェーダー・同期対応の派生軸が並走
特徴・機能 TOP10
商品の特徴や機能・ギミック種別の分布。
トップは MA対応 44件(54%)で、1月(73%)と比べると比率は下がっていますが、Top 10 全件が MA 対応という偏りは1月と同じ。次点はパーティクル16 / 同期対応5 / PhysBone揺れ4 / ワールド固定4 / lilToon対応3 / シェーダー3 / ワールドギミック3。
注目したいのはシェーダーと同期対応が新しい派生軸として顔を出していること。シェーダー枠の代表は #2 ShadowField と #10 色収差シェーダ&パーティクルの2点で、立体感を足す方向と色収差・グリッチを足す方向で撮影演出ツールの裾野が広がった月になりました。
同期対応軸では、おぎにりさんの他プレイヤーから見ても位置が同期する槍ギミックが登場しました。
「アサルトオーダー」は MA対応 + 同期対応の槍ギミックで、両手持ち対応の突き・斬り付けに発光エフェクトを載せた構成。戦闘系ロールプレイ向けとしての作りに振り切っている1本で、TOP10 上位に並ぶ撮影向け演出枠とは別方向の「動かして使う武器」枠を埋めています。
種別:武器系は健在、ぬいぐるみ・刀が前月から増加
アクセサリー種別 TOP10
アクセサリー・装飾類の種別分布。
種別軸の集計は、武器18 / 銃9 / ぬいぐるみ5 / 刀5 / 剣5 / ライフル3 / 槍3 / 盾3 / ピアス2 / ヘイロー2。武器系が首位なのは1月と同じですが、1月は武器枠が Top 10 に4件並んだのに対して、2月は EisenRohr の1件だけに絞られました。代わりに上位を埋めたのが、当初のランキング全体で5件登場したぬいぐるみ系(くまちゃま・FUSHI &犬DOGE&いろP・かぐや姫改変セット内のぬいぐるみ・抱きポテチ・メンダコ)。
『超かぐや姫!』ファンメイド波の中心モチーフのひとつがヤチヨの和傘で、こちらも当 初のランキング上位に登場しました。
「やちょの武器のくらげかさ」はうましかちょう #bakkerfly さんによる『超かぐや姫!』ファンメイド作品で、くらげ模様の和傘に振ると開閉するギミックとワールド固定機能を組み合わせた ¥0 の無料配布。和傘 × ワールド固定という組み合わせは武器系から外れた使い方で、撮影シーンの常設小物としても運用できる構造です。
武器軸そのもののコスパ枠としては、¥200 で全アバター対応の薙刀も2月に登場しています。
「星霜薙ー支援者専用星霜刀ー」は L-Verdant さんの宇宙を模した発光刀身の薙刀。¥200 という価格と「全アバター対応の MA 導入式」を両立していて、武器枠の中では2月で最も導入ハードルが低い1本に該当します。
テイスト:「かわいい」と「かっこいい」が並ぶ、月の色が大きく入れ替わる
テイスト傾向 TOP10
このテーマで人気だったテイストの分布。
1位 かっこいい19件 / かわいい19件、続いてファンタジー17 / ネタ15 / ミリタリー11 / SF8 / ファンシー8 / おもしろ7 / スイーツ7 / ダーク7。
1月と比べると「かわいい」が一気に存在感を上げたのが2月の最大の変化。1月は「かっこいい23 / ネタ21」のセットが上位でしたが、2月は 「かっこいい × かわいい」が完全に並走する形に組み替わっています。要因のひとつは『超かぐや姫!』ファンメイド波で、ヤチヨ・かぐや・FUSHI・犬DOGE・いろP・乃依と柔らかい絵柄のキャラ群が無料で大量に配られたことが「かわいい」軸の母数を押し上げました。
「ファンタジー」枠ではファンメイド × IP の組み合わせが厚く、TOP10 では7位の神託端末機[カドゥケウス]がそのまま代表になりました。同じく『超かぐや姫!』ファンメイドの武器系ファンメイドもこの軸の母数を支えています。
「乃依の変形武器」はうましかちょう #bakkerfly さんによる『超かぐや姫!』ファンメイド作品で、弓 ⇄ フラフープに変形する2形態構造。弓状態では矢を実際に射てる射撃ギミックが入っていて、¥0 + MA設定済みで配布されています。同じクリエイターさんは7位のやちょの武器のくらげかさと合わせて、ファンメイド武器系を月内で2点並走させていた格好になります。
価格帯:無料配布が一段厚くなり、¥1,000 未満が8割超
価格帯分布
対象期間にこのテーマで公開された商品の価格帯分布。
価格分布は無料26 / ¥1-499 が18 / ¥500-999 が23、ここまでで 67件(=82%)。¥1,000-1,999 が13件 / ¥2,000-2,999 が1件 / ¥3,000-4,999 が1件 / ¥5,000以上は0件。1月と比べると無料枠が17→26件に増え、¥1,000未満の比率も79%→82% に微増。重い武器1点で価格帯を引っ張る1月のような構造ではなく、全体が下に寄った月になりました。
「無料」枠の代表は前述のTOP10 #3〜#5・#10、別枠ファンメイド特集の4点に加えて、ファンメイド × アイドルライブ小物の組み合わせもこの月に登場しています。
「『超かぐや姫!』風ペンライト」は 0_renren さんのファンメイドの赤いペンライトで、ライブイベント撮影や応援シーンに合わせる用途を想定。¥0 + MA 対応で、月見ヤチヨミニライブの世界観と組み合わせた使い方が想定されています。かぐや姫ファンメイド特集の4点に加えて、関連小物の波がさらに広がっていることがこの種の周辺アイテムからも見えます。
¥1〜499帯では、¥0 寄りの価格点で食べ物ネタを完結させる作品も並びました。
「抱きポテチ」は meron-farm さんの抱き枕サイズのポテチ型小物。¥0 で「食べ物 × 抱っこという1月にはなかった軸」を成立させていて、1位のくまちゃまと並べると、「抱っこ系」が2月のキーワードのひとつだったことが見えてきます。
¥500〜999帯では、バレンタインの撮影に持ち寄れるスイーツ小物もタイミング良く配布されました。
「クリームたっぷりスコーンセット」は あまぷる CG collection さんの食べるギミック付きアフタヌーンティーセットで、ティーポット・ジャム瓶・スコーンまで揃えた ¥800 のインテリア寄り小物。Flutter Vow(#5)と同じ2月14日前後の発売タイミングで並んでいるあたり、バレンタインデー周辺のシチュエーション撮影が2月の小道具のもうひとつのテーマになっていたことを示しています。
まとめ
2026年2月の小道具は、1月の「武器 vs ネタ」二極構造から大きく方向が変わった月でした。当初のランキングでは『超かぐや姫!』ファンメイドが Top 10 の4枠を埋めるという、本連載の小道具レポートで初めて見る構造になっていて、本記事ではその文脈を別枠(超かぐや姫!ファンメイド特集)に切り出した上で、オリジナル作品のクリエイターさんを中心に再構成した Top 10 を提示しました。
技術面では MA対応 54% + Top 10 全件 MA 対応という現行ワークフローへの整備は据え置き、新しい軸として撮影向けシェーダー(ShadowField / 色収差シェーダ)・OSC 連携アラーム(FUSHIアラーム)・同期対応ギミックが増えた印象。価格帯は ¥1,000未満が 82% とさらに軽くなり、再構成後の Top 10 で武器枠は EisenRohr の1点だけに絞られました。テイスト軸では「かわいい」が「かっこいい」と並んだのも、ファンメイド波が柔らかい絵柄のキャラ群を持ち込んだ結果としてそのまま数字に出ています。
「特定 IP のファンメイド波が一気に来る月」と「バレンタインの撮影に持ち寄る小物」が同居した2月の小道具カテゴリは、雑多な小道具らしさが別の角度で表れた1ヶ月だったといえそうです。ファンメイド側もしっかり配布マナーを揃えた上での無料配布が中心で、コミュニティが節度を守りながら盛り上がっている空気感が、月のランキングのそこかしこに残っていました。
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データについて
- 集計日: 2026-05-01
- 集計対象: 2026-02-01 〜 2026-02-28 に公開された小道具(82件)
- ランキング基準: 集計時点での
like_count(スキ数)降順。本記事ではオリジナル作品にスポットを当てるため、『超かぐや姫!』二次創作ファンメイド作品をTOP10とは別枠に切り出して再構成しています - 掲載条件: VRCFinderのDBには スキ数300以上の商品 のみを収集しているため、集計時点でスキが300に達していな い商品はこの集計に含まれていません
- 注意: 本記事の数値・ランキングは集計日時点のスナップショットです。その後の変動を反映していないため、現在の数値とは異なる場合があります






