2026年2月にBoothで公開された新作アバターの中から、スキを多く集めた10体をデータと一緒に振り返ります。2月は「かわいい」系が1位を維持しつつ、男性・男の娘・ケモショタなど多様なキャラクター性が上位に食い込んだ月。ロングヘアがショートヘアを逆転して外見トップに返り咲き、無料配布アバターも4体と存在感を示していて、1月と比べるとユーザーの選択肢がぐっと広がった印象です。
📊 データについて 集計日: 2026-04-18 / 対象: 2026-02-01〜2026-02-28 に公開されたスキ数300以上のアバター(29件)
注目アバター10選
集計時点(2026年4月)のスキ数で並べたランキング形式で、1体ずつこだわりポイントを見ていきます。
1位:ルチカ -Luchika- / こよりLabo
黒髪ショート × ケモ耳 × 鋭い金目の、クール・スポーティ寄りのアバター。黄色のトップスに黒パーカーを羽織ったスタイルで、2月の新作で単独1位のスキ数を集めた1体です。
特徴は 700種以上のシェイプキー(MMD用含む、素体用30種)と21種の設定済み表情で、表情周りは隙がない構成。シュリンクシェイプキーで衣装貫通防止、アクションメニューから表情固定、衣装切り替えメニューと明るさ調整機能など、ワールドでそのまま遊ぶための機能が最初から揃っています。
地味に重要なのが こよりLaboの共通素体(シエリィ・みなみと同じ素体)を採用している点。同じクリエイターさんの過去モデルで使っていた衣装や改変資産をそのまま流用できる設計で、「このクリエイターさんで揃える」タイプのユーザーには特に刺さります。AFK用のオブ ジェクトも同梱で、Performance Rankは Very Poor(アバター単体ではやむを得ない水準)。
2位:獏 -Baku- / AugmentedDolls
黒髪 × 青目 × 高頭身の、モード寄りでダークな雰囲気の男性アバター。人気アバター「カルネ -KALNE-」を制作されたAugmentedDollsさんの新作で、モノトーンのコートに手袋とチェーンを合わせた、大人っぽいスタイル。
対応規格がしっかりしていて、VCC / VRCSDK 3.10.1以上 / Modular Avatar / lilToon 2.3.2 と現行のVRChatセットアップ環境に素直に沿った構成。さらにもちふぃった〜プロファイル対応で、肩周りの変換精度は後から改善済みと明記されています。衣装エコシステムへの接続を最初から意識しているタイプ。
着せ替え周りは baku_kisekae プレハブ で衣装着脱アニメーションに対応、グローブの出し入れアニメーションも用意。試着ワールドの PolygonLoading にも対応していて、購入前に動かしてみられるのが安心です。男性アバターで2位というのが2月の特色で、ここはクリエイター視点でも注目点でした。
3位:カプリィナ -Caprilina- / Midoya
銀髪ショート × 薄紫の瞳 × 堕天使モチーフのアバター。パステル調のランドセルを背負ったデザインで、地雷系や天使界隈寄りのテイストをVRChatに持ち込みたい人向けの1体。
表情シェイプキーは 顔476個 + 体141個 という厚めの構成で、リップシンク・アイトラッキング・MMDもここに含まれます。VRCSDK Avatar 3.0、Humanoid、フルボディトラッキング対応、もちふぃった〜プロファイルを無料同梱。PCVR向けで Quest 非対応。ポリゴンは△173,485で、改変用 prefab は△70,955と軽量版も選べます。
テクスチャは PSD 形式で改変可能。PV制作・テスター協力者までクレジットに載っていて、制作体制のボリューム感が伝わってきます。
4位:エピボポ -EPBOPO- / かなリぁさんち
オレンジに光るうさ耳パーツと長い尻尾が特徴の、ちびロボットアバター。人気アバター「ハオラン -HAOLAN-」を制作されたかなリぁさんちさんの新作で、まめふれんず共通素体シリーズの一員。素体にかめ山さ ん、セットアップに Ani-kun さん、デザインにメメロランドさんが協力として関わっています。
技術面で特筆すべきは PC版 56,672ポリゴン / Mobile版 14,215ポリゴン の両対応。PC の Rank は Poor、Mobile は Medium で、Quest単体勢にもそのまま配布できる貴重な選択肢。Modular Avatar 対応、Avatars 3.0 セットアップ済みで、.blend ファイル(3.6)まで同梱。
まめふれんず共通素体を採用しているので、シリーズの対応衣装がそのまま活用できるのが強み。顔やしっぽなど素体以外のパーツまで完全に互換というわけではない点はクリエイターさんも明記していて、ユーザーに誤解を与えない丁寧な説明が好印象でした。
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5位:Komoe(小萌衣こもえ) / VRMirage
ふわふわの銀髪ロング × バニーのヘッドアクセが特徴の、ゆめかわいいちびスタイルのアバター。上位10位のなかで最も安い¥1,999で、価格帯的には「気軽に試せる」枠に入ります。
対応規格はUnity Humanoid / Modular Avatar / Avatar PhysBone / Lip Sync / Eye Tracking / Full-body Tracking / VRCSDK 3.0 と揃っていて、さらに VRM対応。VRChat 以外のワークフロー(Warudo や VTuber用途)にもそのまま持っていけます。シェイプキーは134種(ARKit対応含む)。
付属物がとにかく多彩で、 Warudo振り子物理プリセット、壁紙用動画、ポーズ・写真ファイル まで同梱。素体単体だけでなく「このキャラで遊ぶための素材セット」として完結しているのが特徴です。マテリアル72・テクスチャ55は多めなので、改変や軽量化を考えるユーザーは下ごしらえが必要そう。
6位:ニワトりこ / みどりの森° MIDORI NO MORI°
ニワトリをモチーフにした、白髪ロング × 大きな青目の女の子アバター。ファンタジー寄りの幻想的なテイストで、他の新作と並べても一目で識別できるキャラデザインです。
表情ブレンドシェイプは 200種 + ARKit 52種 + MMD 50種 + 素体20種 + 衣装8種 という合計270超えの構成。ハンドサインも 14種 × 3セット 用意されていて、表現の選択肢がかなり広い。Contactによるなでられギミックもあって、絡みどころが多いタイプ。
そして重要なのが Quest対応(PC版54,258ポリゴン / Quest版13,625ポリゴン、どちらもMedium)。キャラクター性のあるアバターでQuest対応まで出してくれるのは、フレンドに気兼ねなくおすすめできる安心感があります。デスクトップ・VR・フルトラッキング6点・Quest全てで動作確認済み。
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7位:ティグリア -Tigria- / てぃむ屋
トラの少年をモチーフにした ケモショタアバター。黒とオレンジのしましま模様に眼帯と鈴、肉球がついていて、やんちゃ寄りのキャラ性が立っています。
キャラクターデザインはけもらてさん、3Dモデリングはティムアル(てぃむ屋)さん のコラボ。表情シェイプキー85種 + 素体25種、設定済み表情7種(左手操作)という構成で、派手ではないが必要十分な作り込み。
SDK3.0専用、PhysBone対応、フルトラ対応。Quest非対応 で、マテリアル数は9、Performance Rank は Very Poor。ケモショタ × VRChatという系統で新しい選択肢を探している人に向いた1体。
8位:めばしば / MEBA-Fish
柴犬をそのまま連れてきたような、ほっぺツンツンしたくなる丸っこいマスコットアバター。撫でると尻尾を振るリアクション付きで、VRChatのワールドに連れて行くと他ユーザーから触られやすい愛嬌仕様。
全4色のカラーバリエーションがあり、Modular Avatar(1.15.1以上)× lilToon(2.3.2以上)対応。素体15,214ポリゴン + 衣装6,048ポリゴンで Rank は Medium。ただし Quest非対応・MMD非対応・Android非対応 と割り切った構成で、PC VRChat特化。
「つるぎ33Dアセット」などの衣装チェンジギミックが推奨されていて、既に15種類以上の追加衣装・アイテムが販売中(¥0〜¥600)。マスコット系アバターとしては衣装エコシステムがすでに動き始めている段階でした。
9位:ダイナ -Dinah- / yuufyu.booth.pm
茶髪ロング × 花飾り × ハーフアップの、お嬢様・エレガント系のアバター。販売開始記念セールで ¥5,000(通常¥6,000)。
スペックが2月の上位10体の中でもかなり手厚くて、454種のシェイプキー(MMD、VRChatリップシンク、ARKit標準を含む)、ARKit標準 / Perfect Sync の両対応フェイストラッキング、もちふぃった〜対応(順変換のみ)、Modular Avatar対応、6点トラッキング対応。ポリゴン数96,263、マテリアルスロット20、PhysBoneコンポーネント26個。
フェイストラッキングをしっかり動かしたい層にはかなり刺さる構成。Standing / Crouching / AFKアニメーションも同梱で、配信や撮影での運用にも向いています。
10位:メテオ -Meteo- / MITUBAのクローバー
黒髪メカクレ × セミロング × ジト目の 男の娘アバター。モノトーン衣装で、中性的で繊細な方向に振ったキャラクター。
シェイプキーの総数が 571個(リップシンク・アイトラッキング18 + 顔表現425 + 顔立ち37 + MMD29 + フェイストラッキング49)と豊富で、21種の表情アニメも設定済み。VRChat想定の最適化で、ポリゴン数75,544。
+Head共通素体採用で、+Head系の衣装資産と繋がる設計。標準の+Headより首を細めにチューニングしていて、男の娘らしい線の細さを保っています。Modular Avatar 1.15.1、lilToon 2.3.2、Unity Humanoid、PhysBone、Lip Sync、フルボディトラッキン グ、VRCSDK 3.0対応。試着ワールドも用意されています。
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2026年2月の傾向
ここからはランキングではなく、2月に公開された29体のアバター全体から見えてくる傾向をデータで把握していきます。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| 対象件数 | 29 件 |
| 平均スキ数 | 1,151.2 |
| 中央値スキ数 | 650 |
| 平均価格 | ¥4,593 |
| 中央値価格 | ¥5,000 |
中央値が650スキ、平均が1,151スキ。1月(平均2,183・中央値607)と比べると平均が大きく下がり中央値は微増という分布で、1月のように一部が突き抜けて平均を押し上げる構図ではなく、中堅層が厚めに並んだ月という感触です。ただし1位のルチカが8,145スキで圧倒的に飛び抜けていて、単独の1強 + 中堅の厚みという構図になっているのが2月の特徴。
テイスト:かわいいが1位を維持、ダーク・クールが続く
テイスト傾向 TOP10
このテーマで人気だったテイストの分布。
1位は「かわいい」で9件(全体の約3割)。2位「ダーク」6件、3位「クール」5件、4位「ゆめかわいい」「ゴシック」「シンプル」が3件ずつ、というランキングで、1月に目立ったダーク・ミステリアス・クールの拮抗構図は2月にも継続しています。1月と違うのは「かわいい」の占有率で、1月の14/31(約45%)に対し2月は9/29(約31%)と、同じく1位ではあるものの他テイストへの分散が進んだのが読み取れます。
ゴシック路線を象徴する1体としては、白髪ミディアム × バツ印 × 病みかわいい風のダークアバターも登場しました。
外見特徴:ロングヘアが1位に返り咲き、銀髪も強め
外見特徴 TOP10
髪型・耳・目などの外見特徴の分布。
ロ ングヘア9件 / 銀髪8件 / ショートヘア7件 / 黒髪6件、という並び。1月はショートヘアが1位だったのが、2月はロングヘアが逆転という目に見える変化がありました。銀髪は1月・2月と連続で上位にいて、シルバー系のカラーリングはアバター新作の定番色として定着した感があります。
銀髪 × 翼 × 幻想的、という方向では天使 × 少年ドールモチーフのこちらも公開されています。
猫耳5件、ツインテール・紫目・茶髪が3件ずつで、外見の組み合わせのバリエーションも1月より多様。猫耳 × ロングヘア × 中華風という路線のこちらも登場しました。
衣装タイプ: フリルが最多、モノトーン系も目立つ
衣装タイプ TOP10
商品に組み込まれた衣装タイプの分布。
フリル3件、シャツ・ブラウス・ボディスーツ・メイド服が各2件という構成。1月のように制服系が強く出ていた月ではなく、衣装タイプが細かく分かれた月です。フリルが1位になっているのはゆめかわいい・地雷系のテイストが絡んでいて、たとえば黒髪ツインテール × ピンクフリルの地雷系アバターも公開されています。
一方で獏やメテオのようにモノトーン系の衣装を選んだ男性・男の娘アバターも上位に並んでいて、色調の振れ幅が広かった月とも言えそうです。
価格帯:5,000円以上が半数超え、無料配布が4件登場
価格帯分布
対象期間にこのテーマで公開された商品の価格帯分布。
5,000円以上が15件と全体の過半数。3,000円以上まで広げると22件(約76%)で、ここは1月とほぼ同じ価格分布。中央値も¥5,000で1月と完全に同じでした。
2月の特徴的な変化は 無料配布が4件登場した点で、1月はゼロだったので目立つ差分です。無料枠から1件だけ引き出すと、二次創作モチーフのキツネマスコットアバターがありました。
高価格帯では¥24,000の公安魔女モチーフの1体も登場していて、価格幅は上下どちらにも広がった月でした。
まとめ
2月のアバター新作は、テイストの1位こそ「かわいい」で不変だけれど、男性・ 男の娘・ケモショタ・マスコットなどキャラクター性の幅が広がった月でした。獏(2位)、ティグリア(7位)、メテオ(10位)が上位に並び、さらに無料配布枠や高価格帯まで含めると、「どんな層が買ってもどこかに選択肢がある」布陣に近づいてきた感があります。
もう一つ印象的だったのは、エコシステム連携の多様化。1月は「もちふぃった〜対応」が衣装互換の合言葉でしたが、2月は もちふぃった〜対応(獏・カプリィナ・ダイナ)に加えて、こよりLaboの共通素体(ルチカ)、まめふれんず共通素体(エピボポ)、+Head共通素体(メテオ)など、クリエイター別の共通素体文化が並列で進んでいることが上位10体から読み取れます。
単一の1位(ルチカ)が突出しつつ、それ以外の多様性が広がった月 — というのが2月を振り返ったときの印象です。
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データについて
- 集計日: 2026-04-18
- 集計対象: 2026-02-01 〜 2026-02-28 に公開されたアバター(29件)
- ランキング基準: 集計時点での
like_count(スキ数)降順 - 掲載条件: VRCFinderのDBには スキ数300以上の商品 のみを収集しているため、2026年4月時点でスキが300に達していない商品はこの集計に含まれていません
- 注意: 本記事の数値・ランキングは集計日時点のスナップショットです。その後の変動を反映していないため、現在の数値とは異なる場合があります